火災保険は1度使うとどのような変化があるのでしょうか?
火災保険を使った後の変化を、
- 火災保険を使った後の変化
- 火災保険使用後の保険金額は変動する?
- 火災保険の利用回数制限
の順番で紹介していきます。
火災保険を使った後の変化
結論から言うと正しく正当に火災保険を使用すれば、
火災保険の使用後も全く変化はありません。
では、火災保険の申請サポート会社に頼んで見舞金申請をした場合と、
自分で見舞金申請した場合も、火災保険の使用後は同じなのでしょうか?
ここからは、
- 業者に頼んで申請した場合の変化
- 自分で申請した場合の変化
について紹介していきます。
業者に頼んで申請した場合の変化
業者に申請をサポートしてもらった場合変化はありません。
ただしサポート業者が悪徳業者だった時は状況によっては処罰される可能性があります。
悪徳業者の言葉に乗せられるなどして、虚偽の報告や故意・法令違反による破損で不当に保険金を請求すると処罰対象になります。
悪徳業者の見分け方は以下の記事をご覧ください。
虚偽報告でよくあるケースとして、業者と結託して災害で破損したと偽ったり工事費用を水増しした見積書を提出するなどの行為です。
また、屋根など建物の一部をわざと破壊して保険金を不当に請求する行為も当然ながら違法になりますのでご注意ください。
最も悪質事例として、
自宅に放火して保険金を請求するというのが報告されています。
放火は法令違反行為である上に、放火の罪も問われます。
上記のような行為を行う悪質な業者に依頼しない限りは使用後に変化はりませんのでご安心ください。
自分で申請した場合の変化
自分で申請した場合も、火災保険を使った後も特に変化はありません。
ただし自分で申請する場合は、現状を明確に伝えるスキルと焼け太りに注意する必要があります。
複数の火災保険に加入して同時に保険金を受け取っていたり、
複数の保険会社と契約している事実を隠しているような状態で火災保険を使用してしまうと処罰の対象となる可能性があります。
個人での申請の仕方は以下の記事をご参照ください。
【注意】同じ原因・同じ場所での申請は不可
火災保険は何度でも使用が可能になりますが、同じ原因で同じ損傷は2回目では使えません。
※同じ場所でも違う原因での損傷の場合は使用可能になります。
▼火災保険が使えない理由▼
保険金額の決定や請求の可否判断は、保険金を使う前提で行われます。
当然ですが保険会社に損傷箇所の報告をしているので、全く同じ損傷に関しては見舞金を頂くことはできません。
同じ原因での同じ箇所の損傷は、“改善後の管理に問題がある”と申請者に過失があると見なされ火災保険を使用することができません。
最悪の場合は不当な請求と見なされる可能性があります。
しかし、同じ箇所でも違う損傷なら何度も火災保険を使うことは可能になります。
火災保険使用後の保険金額の変動
火災保険には等級制度がないので保険料に変動はありません。
※等級制度…事故歴で保険料の割引や割り増しが決まる制度
(自動車保険が該当します)
火災保険は大きく分けて3種類ありますのでそれぞれご説明していきます。
- 積み立て型の火災保険
- 1年更新の火災保険
- 一括で始めに払う火災保険
積み立て型の火災保険の場合
建物が全焼などの保険金額100%の損害がなければ、
積み立て型の場合は保険料の変動はありません。
保険金額100%の損害(全焼等)が生じると契約の効力がなくなり、
- 保険金
- 契約者配当金
- 満期返戻金
が受け取れなくなるので気を付けて下さい。
因みに積立タイプを扱っている保険会社は3社だけで、
火災保険は掛け捨てタイプが一般的です。
1年更新の火災保険の場合
年払いや短期契約とも呼ばれる掛け捨ての火災保険ですが、
このタイプも使用後の保険料の変動はありません。
ただし支払いが滞ると、
保険金が免責になる可能性があるので注意して下さい
一括で始めに払う火災保険の場合
一括支払いは使用後に保険料が割安になる火災保険のタイプですが、
このタイプも使用後の保険料の変動はありません。
注意しなければならないのが、
使用後の変化ありませんが同じ掛け捨てタイプでも保証条件が満期まで固定された状態になってしまうことです。
火災保険の使用後の保険金額は変動しませんが、保証条件を追加する場合は再度保険金を支払うひつようがあります。
一括払いは2年~10年の間で選択できるので選択の視野に入れるのも良いと思います。
火災保険の利用回数制限
火災保険の利用回数に制限はあるのでしょうか?
結論を言うと利用制限はありません。
- 有効期限である3年以内の損害
- 保険期間内
- 正当な請求
上記の条件であれば何度でも利用可能になります。
ただし、設定金額に達して契約が終了した場合や設定金額の80%を超える保険金の請求があった場合
に関しては2回目からは利用できない可能性があります。
【注意】悪徳業者や無理な申請でブラックリストに追加
火災保険を悪いように使ってしまい、ブラックリストに追加されてしまった場合は使用できなくなってしまいますので注意が必要になります。
2000万円を超える保険金の受け取りや虚偽申請や報告、度重なる保険金請求はブラックリストに追加されてしまう可能性がありますのでご注意ください。
では、ブラックリストに認定されるとどうなるのでしょうか?
ブラックに認定されてしまった時の変化
ブラックリストに認定されてしまうと火災保険の申請時に審査が厳しくなってしまいます。
また、保険金が下りないことや最悪の場合、保険契約解除等の火災保険が使えない状態になってしまうこともあります。
更に悪質になると、保険金詐欺で告訴される場合もあります。
まとめ。
火災保険は、
- 何度でも使える
- 使用後も保険料は基本的に上がらない
というのを少しでも理解していただければありがたいです。
火災保険は建物を守る為の大事な保険です。
【必ず申請前にご相談ください】
申請をお考えの方や少しでも申請サポート会社に不安がある方は、
火災保険申請サポートへ一度ご相談ください。
全て無料になりますのでご安心ください。
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