火災保険の保証内容一覧それぞれの保証内容と給付金について【徹底解説】

家の模型と電卓の写真

目次

  1. 一般的な火災保険の保証内容は?
    1. 火災の保証内容
    2. 風災・雪災による被害の保証
    3. 水濡れの保証
    4. 破損・汚損の保証
    5. 盗難の保証
    6. その他の保証
  2. 地震保険に加入した場合の保証内容
    1. 特約を追加している場合の保証内容
  3. 共済の保証内容
  4. まとめ

様々な災害による損傷を保証する火災保険ですが、詳しい保証内容をご存じでしょうか。

今回は火災保険の保証内容と、それぞれの災害に対する給付金について紹介します。

火災保険の申請サポートについてはこちらをご覧ください。

一般的な火災保険の保証内容は?

家と積み重なった小銭が並んだ写真

火災保険は、保険対象の家財又は建物が被害を受けた際の損害保険金の支給、保険対象外の建物や家財に支払われる費用保険金の支給が一般的な保証内容となります。

 

損害保険金は、

  • 火災
  • 風災・雪災
  • 水濡れ
  • 破損・汚損
  • 盗難

などの被害による損害が支給対象になります。

※火災保険加入時に上記の災害に対してどれを保証されるか選択が可能です。

 

対して費用保険金は、損害保険金の支給対象外の損害に対して支給されます。

 

火災保険加入時に臨時費用特約を追加すると受給できますが、損害保険金の保証とセットの場合もあるので契約前に確認して下さい。

※火災保険の会社で細かい保証内容は異なりますので契約のしおりや担当にご確認ください。

 

火災の保証内容

火災での保証内容は、ボヤ・失火・延焼、落雷、ガス漏れなどによる爆発や破裂が原因の火災になります。

 

 具体的な保証例は下のようになります。

  • 揚げ油の燃焼による壁の貼り替え
  • 分配器への落雷による電化製品の損傷や家具の破損
  • 落雷による屋根の破損(例:瓦が吹き飛ぶ、屋根に穴が開く)
  • ガス漏れの爆発による建物や家財の破損

 

▼費用保険金▼

火災による被害では、主に以下の費用保険金が支払われます。

 

①地震火災費用保険金

地震や噴火などによる津波が原因の火災で保険対象の建物が半焼以上、又は家財が全焼した場合に支給されます。

保険金額の5%の給付金が支給されます。

 

②損害防止費用

火災、落雷、破裂や爆発による損害の発生や拡大防止対策にかかった際に支払われます。

 

支給されるのは、

  • 消火薬剤の再取得
  • 修理費用又は再取得
  • 緊急投入された人員又は機材の費用

などの費用が多いです。

 

③類焼損害特約

失火見舞費用保険金とも呼ばれ、自宅の火事が近隣の建物まで延焼した際に支払われます。

1事故1被災で50万円、最大で保険金額の20%の給付金が支給されます。

 

細かい給付金内容につきましてはこちらの記事をご覧ください。

 

風災・雪災による被害の保証

風災・雪災による保証は強風、大粒のひょう、大雪などの自然災害が原因の損傷が保証対象となります。

 

具体的な保証例は、

  • 暴風で屋根瓦が飛ばされた
  • ひょうで窓ガラス・ベランダの床が破損した
  • 豪雪や雪崩に巻き込まれて建物が倒壊した
  • 台風による強風で屋根瓦が破損した
  • 竜巻で三輪車が自宅の壁にぶつかって穴が空いた

などになります。

 

水濡れの保証

漏水などの水濡れによる、家財の破損が保証対象になります。

 

具体的な保証例は、

  • 給水設備の事故などの漏水による建物・家財の損害 
  • 給水管破裂による家財の破損
  • 天井裏の水道管破裂による家財の破損

になります。

 

破損・汚損の保証

不測で突発的な事故での損傷を保証します。

 

よくある保証例には、

  • 掃除中に壁に物をぶつけて破損する
  • 子供が投げたボールがガラスに当たり割れる
  • 子供がテレビに物を投げて破損させる

などがあります。

 

日々の暮らしの中で起こりやすい、うっかりしたトラブルを保証します。

 

▼費用保険金▼

破損・汚損では携行品損害特約が追加できます。

 

携行品損害特約とは、火災保険対象の建物外へ契約者の家財を持ち出して破損した際に費用保険金が支給される特約です。

 

保証の例に、通勤途中に駅の壁にバッグをぶつけて壊した、というのがあります。

 

盗難の保証

 家財の盗難が主な保証内容になりますが、

  • 空き巣にドアを壊された
  • 空き巣に窓ガラスを壊された
  • ドアのかぎが壊された

など盗難が原因による破損も保証の対象になります。

 

その他の保証

火災や自然災害などの被害による損害以外にも、騒擾・集団行動などの暴力行為による建物や家財の破損、建物外部からの物体落下・飛来・衝突による被害、水災による被害も保証内容に含まれます。

 

それぞれの保証例を下記の表にまとめました。

保証例
騒擾・集団行動などの暴力行為による建物や家財の破損労働争議に巻き込まれて壁や塀が破損する
 

建物外部からの物体落下・飛来・衝突による被害

自動車の運転ミスで自宅の壁を破損

・自動車の車庫入れ失敗による車庫の破損

・外から飛んできたボールに窓ガラスを壊される

 

水災による被害

・台風で川が氾濫して床上浸水し、壁を張り替える

・豪雨で土砂崩れに巻き込まれて建物の倒壊(15%未満の倒壊は保証対象外になります)

 

▼その他の費用保険金▼

費用保険金にも多くの保証内容があります。

保証内容や追加条件は保険会社によっても異なるので、追加する際は確認して下さい。

 

①水道管修理費用保険金

水道管の凍結が原因で破損し、修理した際に支払われます。

1回の事故につき、1敷地ごと10万円が最大で支給されます。

 

②建物電気的・機械的事故特約

保険対象の建物にあるエアコンなど家電製品が、ショートなど電気的・機械的事故による損害時に支払われます。

 

③個人賠償責任特約

契約者自身、又は家族が損害賠償責任を負担する際に支払われます。

 

例えば、

  • 買い物中に商品を壊してしまった
  • 飼い犬が他人に噛みついてケガを負わせた
  • 子供が自転車運転中に他人にケガを負わせた

という保証例があります。

 

④残存物片づけ費用

損害を受けた保険の対象の残存物の片付け時に保証され、

  • 取り壊し費用
  • 清掃費用
  • 搬出費用

が主な保証内容となっています。

 

給付金は、最大で損害保険金の10%まで支払われます。

 

⑤緊急時仮住まい費用

保険対象の建物が15%以上の損傷を受けた際に利用した、ホテルなどの宿泊費が保証されます。

ペットを預けた際のペットホテルの宿泊費も保証されます。

 

地震保険に加入した場合の保証内容

家の屋根が壊れた写真

地震保険は保険対象の建物又は家財一式が、地震が原因で発生した災害による損害が保証内容となります。

 

具体的な保証例には、

  • 地震による火災で家が全焼した
  • 地震で家が倒壊した
  • 地震が原因で発生した津波に家が流された

というのがあります。

 

▼地震保険の注意点▼

地震保険の加入、利用時には注意点があります。

地震保険の注意点を順番に紹介します。

 

①単独での加入はできない

地震保険に加入するには、火災保険とセットで加入する必要があります。

地震保険に加入する際は、必ず火災保険にも加入して下さい。

 

②損害を全て保証できない場合もある

地震保険は損害全てを保証する保険ではないので、

軽微な損傷や給付金の受給上限額以上の損害は保証されません。

 

そのため、損害が軽微と判断された場合や損害が限度額を超えた分の損傷は自己負担となります。

 

特約を追加している場合の保証内容

地震保険にも火災保険と同様に、特約を追加すると保証内容が充実します。

地震保険の特約の保証内容を1つずつ説明していきます。

 

①地震危険等上乗せ特約

地震保険のみの支給される給付金は火災保険金額の50%が限度となります。

しかし地震危険等上乗せ特約を追加すると、最大で火災保険金額の100%の給付金が受給できます。

 

②地震火災特約

地震保険特約(地震火災30プランと地震火災50プラン)をセットにした特約で、

地震等が原因の火災による損害が対象となります。

 

地震火災特約の保証内容を下の表にまとめました。

 

セットプラン保証内容
 

地震火災30プラン

・地震保険金額の25%且つ火災保険金額の30%

・最大給付額は火災保険の80%

 

地震火災50プラン

・地震保険金額の45%且つ火災保険金額の50%

・最大給付金額は火災保険の100%

 

共済の保証内容

豚の貯金箱に小銭を入れている写真

共済の保証内容は火災等共済金住宅等共済金の2つに分かれます。

 

▼火災等共済金▼

火災等共済金は、

  • 火災や消火作業による冠水や破壊
  • 落雷
  •  破裂や爆発
  • 突発的な第三者の加害行為
  • 水濡れ
  • 外部からの物体の落下・飛来

による損害が保証内容となっており、給付金の最高受給金額は6000万円となります。

 

▼住宅等共済金▼

住宅等共済金は、

  • 台風や突風などの風災
  • 洪水や高潮などの水災
  • 雪崩や豪雪などの雪災
  • ひょう災

などの自然災害による損害が保証内容となっており、給付金の最高受給額は450万円となります。

 

▼その他の共済金▼

共済には火災等共済金と住宅等共済金の他にも、様々な損害を保証するがあります。

 

共済の費用保険金を1つずつ紹介します。

 

①臨時費用共済金

損害時に当てる臨時の支出で当てる費用の共済金となります。

支給金額は共済金の15%で、最大で200万円の需給が可能になります。

 

②特別費用共済金

風呂釜と浴槽が空焚きによって破損した場合に支払われる風呂炊き見舞金

契約者又は契約者の親族が事故が原因で死亡した時に支払われる住宅災害死亡共済金があります。

 

③諸費用共済金

諸費用共済金には、

  • 近隣に火災の被害が生じた際に支払われる失火見舞共済金
  • 水濡れによる損害に支払われる漏水見舞共済金
  • 風災や水災での損害を修理した際に支払われる修理費見舞共済金

が含まれます。

 

それぞれの保証で支払われる共済金は、以下の表通りです。

支給金額
失火見舞共済金100万円又は共済金の20%、1世帯の限度額は40万円
漏水見舞共済金50万円又は共済金の20%、1世帯の限度額は15万円
修理費用共済100万円又は共済金の20%

 

④付属建物等風水害共済金

風災や水災などにより、住宅の付属工作物や付属建物の10万円以上の損害が生じた場合に支払われます。

支給金額は、1事故につき2万円です。

 

まとめ

今回は火災保険の保証内容とそれぞれの保証内容の給付金についてまとめました。

火災保険は保証内容が多く、保証内容に付属するプランも充実しています。

火災保険に加入する際は、どのプランが最適か確認しましょう。