火災保険の申請サポートを業者に行ってもらう際はどのような流れになるのでしょうか?
また、火災保険の申請サポート業者にサポートを行ってもらう際の注意点は何なのか?
今回は、
- 実際の火災保険申請サポートの流れ
- 注意したい3つのポイント
- 個人での申請の流れ
について紹介していきます。
火災保険の申請サポートについての詳しい内容はこちらをご覧ください。
【業者】火災保険申請サポートの流れ
個人で申請した場合よりも多くの金額を受給可能な火災保険の申請サポート業者ですが、個人で申請した流れに比べて、何点か異なる箇所がございます。
火災保険の申請サポート業者にサポートを頼むとどのような流れになるのでしょうか?
9つの流れに分けて手順を紹介していきます。
※個人での申請は後半で紹介しています。
業者の流れ①:調査依頼
利用する申請サポート業者に問い合わせ、調査をしてもらうように依頼します。
問い合わせ方法は様々になりますが、
主に
- 電話
- メール
- 業者のホームページの問い合わせフォーム
になります。
急ぎの場合でも必ず慎重に業者を選ぶようにしましょう。
悪徳業者が近年非常に増加しており、インターネットや訪問販売のように営業を回っている悪徳業者の報告も上がっています。
悪徳業者と正当な業者を見分ける方法は以下の記事にございますのでご参考下さい。
お問い合わせ頂いた時に、調査方法や調査の内容などの説明がありますので、わからない点がある場合は業者に逐一確認するようにしてください。
業者の流れ②:調査日程の調整
問い合わせ後に業者担当の調査員も交えてサポート業者が調査日程の調整をします。
数日以内に業者の担当者から調査日についての連絡が入るのが一般的ですが、場合によっては調査までに数カ月かかる場合もございます。
調査依頼してから現地調査までに時間がかかる場合は、全国対応の業者でない可能性や社内体制が整っていない場合がありますので注意が必要になります。
業者の流れ③:現地調査・契約締結
調査日決定後に申請者が立ち合いながら火災保険の申請サポート業者が建物調査をします。
■調査時間■
調査時間は1時間半前後。
長くても2時間かからない程度で終了します。
■調査する部分■
依頼した部分以外にも、室内に至るまで隅々までチェックして的確に損傷箇所を洗い出します。
現地調査に関する詳しい内容は以下をご参考下さい。
■調査費用■
調査費用は基本的な業者は無料の場合が多く、給付金を受給した場合に限りサポート費用を兼ねて報酬を頂く会社がほとんどになります。
手数料が安すぎる会社は悪徳業者の可能性もあるので注意が必要です。
▼締結時の注意点▼
申請サポートの契約を結ぶ時に注意したいのが、
申請サポートに関する契約書の有無です。
この時点で、契約書が用意できない業者には注意が必要です。
業者の流れ④:保険会社へ連絡・損傷報告
契約者が保険会社の事故受け付け窓口へ連絡すると、契約先の家宛に保険金申請書が送られてきます。
事故受け付け窓口へご連絡の際は、
- 契約者指名
- 保険証番号
- 事故内容
- 被害状況
をあらかじめ準備しておくと話がスムーズに進み申請書がすぐに手元に届きます。
※保険金申請書は1週間程度で申請者の手元に届きます。
同時進行で申請サポート業者が保険会社へ提出する、
損傷報告に必要な書類を作成します。
業者の流れ⑤:申請書の到着・サポート業者の書類到着
申請者の手元に保険金申請書類が届いたら損傷状況を記入します。
内容は、
- 書類記入日
- 加入者の情報
- 他保険の加入の有無
- 保険金の受け取り口座
など必要最低限の項目の記入のみなので難しくありません。
書類が家に届いた際に書き方マニュアルも同封されていると思いますが、
不明な点は保険会社もしくは業者へ問い合わせるのが確実です。
▼申請書の発送を要求する業者は注意▼
サポート業者が申請書を記入すると、
保険法に触れて規約違反になるので気を付けて下さい。
保険金申請書の記入はサポート業者に頼まないで下さい。
契約者本人が記入することを定められています。
業者の流れ⑥:書類発送
提出書類である、
- 保険金申請書
- サポート業者が作成した損害報告書
が揃ったら保険会社へ申請者が発送します。
サポート業者の損害報告書は様々な様式がありますのでそれぞれの業者のやり方に従ってください。
ただし先述した通り、申請書への記入は契約者本人が行う必要がありますので注意が必要です。
業者の流れ⑦:保険会社とのやり取り
申請書類を発送したら報告通りの被害状況なのかを、申請者立ち合いの元で第3機関の調査員が確認で訪問します。
※書類チェックのみで終了の場合もあります。
調査終了後から1週間程度で、調査が終了して帰っていきます。
提出した申請書を基に損害箇所の確認と撮影をしていきますが、この時点で正式な結果を言われることはありません。
後日火災保険会社を通して結果が通知されます。
業者の流れ⑧:見舞金の着金
保険金額が確定したら、まずは契約先へ認定金額が記載されたハガキが届きます。
内容は、認定金額とどのような理由で認定されたのかが記載されています。
届いたハガキに同意することで申請者が指定した口座に保険金が振り込まれます。
合意してから給付金が振り込まれるまでに約1週間程度かかります。
業者の流れ⑨:手数料のお支払い
見舞金を受け取ったら受け取り通知書を業者に提示しサポート手数料を支払います。
時期で多少異なりますが、サポートしてもらうと調査の申し込みから手数料の支払いまで1ヶ月~2ヶ月で終了します。
サポート業者には豊富な知識を持つスタッフが常駐しているので、
申請から見舞金の受け取りまでスムーズに進行できます。
手数料の相場については以下をご覧ください。
【注意点】流れの中で気を付けたい2つのポイント
申請をサポートしてもらうとスムーズに高額の見舞金が受け取れますが、注意しなければならない点があります。
先述しておりますが申請サポートは個人で申請するよりも多くの給付金を受け取ることができるメリットがありますが、それを悪用した悪徳業者の存在もあります。
しっかりと注意点を理解しておくことで未然にトラブルを回避できますので、2つの注意事項を順番に説明していきます。
注意点①:契約書がない業者
契約書に署名する流れがありますが、その時点で契約書を提示してくれない業者に関しては注意が必要になります。
契約書がない業者によるトラブルで多いのが、
- 説明にない調査費やキャンセル料などの追加費用の請求
- 高額な成功報酬の請求
など手数料に関する事例です。
殆どの申請サポート業者は、顧問弁護士が付いていない事が多く保険会社とのやり取りができないことや、不正に手数料を多く取ってしまうなどが報告されています。
■訴訟の勝率も低い
また高額な手数料の請求で訴訟を起こしても、申請者が負けてしまう場合が多いです。
サービスを受ける際は、契約書を受け取るかサービス業者に問い合わせて下さい。
注意点②:流れが違う業者
近年では申請サポート業者は多くなってきましたが、申請サポートの流れはどの業者もほぼ同じです。
流れが全然違う業者でよくあるのが、
- 見積もりを先に行う
- 工事契約と火災申請を同時に行う
- 保険金が下りる前に工事契約をする
などの事例です。
紹介されている流れと違うと思った業者には注意して下さい。
【個人】火災保険申請サポートの流れ
ここまで業者による申請サポートを紹介しましたが、個人での申請も可能になります。
※難易度が高くて金額が少なくなる
ここでは個人での簡単な火災保険申請の流れを紹介していきます。
詳細は以下をご覧ください。
個人の流れ①:損傷個所を特定する
修理業者に来てもらって損傷個所を特定してもらいます。
個人の流れ②:保険会社に連絡する
この時も申請サポート業者の時と同様に、
- 申請者指名
- 保険証番号
- 事故内容
- 被害状況
を明確に伝えて申請書を取り寄せて下さい。
個人の流れ③:提出書類の作成
- 保険金請求書
- 損害箇所修繕の見積書
- 損害箇所報告書(罹災証明書)
- 損害状況写真
を揃えて提出書類を作成します。
書類作成の際に見積書は個人で作成することができませんので、知り合いの工務店や見積もりが作れる会社にお願いする必要がございます。
個人の流れ④:書類の発送
書類発送の前に不備がないかを確認して下さい。
不備がない書類は保険会社の信頼を得やすく、
高額の保険金を受け取れる可能性が高いです。
個人の流れ⑤:保険会社のチェック
書類発送後に保険会社に依頼された鑑定人が、申請書が説明通りの被害状況で見積額が妥当かどうかを確認しに来ます。
個人の流れ⑥:回答・見舞金の受給
業者に申請サポートを依頼した時と同様に契約先に給付金の受給の有無が書かれたハガキが到着します。
金額が確定すれば、1週間~2週間で指定の口座に振り込まれますが、書類を揃える作業や調査に時間がかかるケースが多く、
自分で申請する場合は申請から保険金受給まで最低でも3ヶ月はかかります。
個人の場合は以下の記事を参考にしてください。
まとめ
サポート業者に依頼した時の流れを説明していきました。
スムーズで的確な火災保険を申請を行うのであれば、
慎重に選んだ業者にサポートしてもらうのをおすすめ致します。
【必ず申請前にご相談ください】
申請をお考えの方や少しでも申請サポート会社に不安がある方は、
火災保険申請サポートへ一度ご相談ください。
全て無料になりますのでご安心ください。
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